大山行男 新写真集 2023年4月1日発行
世界が流転し、混沌の中に調和した世界が生まれ、森羅万象の関係性に生命が宿るが、形あるものは必ず土に還り、そして必ず転生する。太古の昔から変わらない宇宙の根本原理は、富士という神の山を通して、今も私たちに伝えられる。
富士山の麓に30年以上暮らし続け、毎日のように富士の表情を眺めてきた写真家の大山行男。
古代から、神が宿る山として崇められてきた富士山は、その姿形の美しさだけを賛美されていたわけではなく、凄まじい噴火で世界を一変させる力を秘めているため、畏怖の対象でもあった。
古代の山岳修験者が厳しい修行によって世界の本質を理解しようとしたように、大山行男も、ストイックなまでの富士に対する思いを持ち、富士山の目の前に自力で家を作り、そこを拠点にして、周辺の自然と真摯に関わってきた。
富士山の周りは樹海や富士五湖をはじめ自然界のあらゆる様相が展開しているが、大山行男の中では、その全てが連続した宇宙の姿である。
2023年4月1日発売
A4サイズ (横297mm 縦210mm 厚さ12mm) 全120ページ
税込、送料込み
¥2,200
配送料はかかりません。
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著者/大山行男 企画編集・構成・デザイン/佐伯剛 書/『聾瞽指帰(空海直筆)』金剛峯寺蔵より special thanks/ 小栗康平・中山慶 発行所/株式会社 かぜたび舎
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*以下の内容は、The Creation vol.2 天と地の曼荼羅の内容の一部分です。
1990年から富士山を間近に仰ぐ場所を住処にした。その時以来、来る日も来る日も富士山のあらゆるところを歩きまわっていると、尾根、沢、塚、火口、風穴など、富士山ならではのものが無数に現れてくる。さらにそれらは、季節、天候、時間によって、まったく別のものに変容する。冷静に考えれば、地球でさえ果てしないこの宇宙から見れば塵のような小さな惑星だ。草も木も石もこの世にある全てのものが今という時を平等に生かされている仲間だと知れば、人間の存在など塵にも満たないという心境になる。 大山行男(The Creation vol.2 天と地の曼荼羅 本文)より
*一般書店での販売はございませんが、オンライン以外では、富士山周辺の売店、宿泊施設、山小屋などでご購入できます。
2022年2月1日発売
富士山の麓に展開する生物たちのミクロコスモス
A4サイズ (横297mm 縦210mm 厚さ12mm) 全120ページ
税込、送料込み
¥1,500
配送料はかかりません。
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著者/大山行男 企画編集・構成・デザイン/佐伯剛 発行所/株式会社 かぜたび舎
*以下の内容は、The Creation 生命の曼荼羅vol.1の内容の一部分です。
私は、草も木も石も、この世にあるすべてのものが、今という時を平等に生きている仲間だと自然に感じるようになった。
そして今、私は毎朝のように富士山麓の草原に立ち、名もなき草花や虫たちと向かいあっている。
どこまでも高原が広がり、富士山が天高く聳える世界。その雄大な景色を見ている自分の足元にも、無数の生命は、万華鏡のように輝いている。---大山行男 (The Creation 生命の曼荼羅vol.1 本文より)